受信コマンド
TS-950のサンプルを見ながらコマンド構造を理解してください。
私が必要とするコマンドしか作成しておりません。
コマンド一覧をクリックすると、その内容が右側に表示されます。
TS-950のコマンドは2桁ですから"コマンド文字数"は2、マニュアルを参照しながら定義していきます。
ターミネータは"環境設定"ターミネータと同じです。
さて、パラメータがコマンドごとに異なりますから少々複雑です。
コマンド"IF"はINFORMATION「セットの状態を読み出す」となっており、オートインフォメーションがオンなら無線機の状態が変化すると、無線機から自動的に送られてくる応答コマンドです。
手動で読み出しコマンド"IF;"を送ったときも、この応答コマンドが送られてきます。
この応答"IF"に続くデータをパラメータと呼ぶことにして、分解しパーツの状態を変化させることにします。
はじめの11桁は周波数を意味しますから、その内容をパーツ番号100へデータ(d)としてセットする意味で[100d]と記載します。
[パーツ番号+データならd、スイッチ操作ならs]と記載します。スイッチ操作(ON/OFF)"s"は省略できます。
上図の第2パラメータ、桁数5、表示パーツに登録がないのはマニュアルで"ブランクにする"ことになっているからです。
次のパラメータ桁数5、表示パーツ[301d]はRIT周波数をパーツ番号301へデータとして表示します。
桁数1、表示パーツ[201s]はRITのON/OFFをパーツ番号201へスイッチ動作としてセットします。
途中飛ばして、桁数1、表示パーツ[nul;205;206;207;208;209;210]の説明をします。
ここはMODEで、1=LSB, 2=USB, 3=CW, 4=FM, 5=AM, 6=FSKを意味する数値が入ってきます。
スイッチ動作なのですが、単なるON/OFFではありませんので、0のときのパーツ;1のときのパーツ;2のときのパーツ・・・を表現する手段としてこのように表記します。
これはグループパーツを意味し、パーツの区切りにセミコロンを用います。
値が0を割り当てるパーツがないので"[;205;・・・]"でiいいのですが、わかりやすいようにnullと記載しているに過ぎません。
"ボタンとパネル"のページを参照してほしいのですが、ボタン動作をオルタネイト、グループ番号を0以外に設定すると、あるボタンが押されたら(ダウンしたら)同じグループのボタンがアップします。
サンプルではパーツ205、206、207、208、209、210がオルタネイトでグループ番号1に設定されています。
ダウンしたときのボタンの色やフォントが変化するように設定しておけば、現在のモードを表現できるわけです。
上記のような法則だけなら問題ないのですが、メーター値の読み込みコマンドは問題が発生します。
受信コマンド"RM"のパラメータは、メーターの選択、メーターのレベルになっているのです。
そこで、苦肉の策^^;
スイッチ動作と同じように、データ出力の選択にグループを導入しました。
パラメータ1桁目の値が0なら表示なし(パーツ番号が登録されていない)、1ならパーツ321へデータを出力、2はなし、3はパーツ322へ、4はなし
データはこの後のパラメータという意味になります。
TS-950では0=NO SELECT 1=SWR 2=COMP 3=ALC 4=IC となっていますから、TXモード時はSWRが表示できます。
パーツ322は非表示にしてありますが、ALCメーターです。(あまり意味がなかったので非表示にしてあります^^;)
追加
コマンドを追加します。
同じコマンド名称は追加できません。
更新
該当するタイトルの内容を更新します。
同じコマンドファイル名なら、現在使用中のコマンド内容も変更されます。
保存
使用中のファイルの上書きや別名での保存ができます。
削除
一覧からコマンドを削除します。
クリア
タイトル、コマンド、パラメータをクリアします。(コマンドは削除されません)
開く
現在使用中以外のファイルを開いて編集できます。
この画面が表示されたときは、現在使用している内容に戻ります。