送信コマンド
TS-950のサンプルを見ながらコマンド構造を理解してください。
私が必要とするコマンドしか作成しておりませんので、メモリーへの登録とかは作成してみてください。
コマンド一覧をクリックすると、その内容が右側に表示されます。
タイトル
ボタンなどに機能を登録するするときに、この名称を使用します。
わかりやすい名称をつけましょう。
コマンド
無線機への命令コマンドです。
上図"AI"は"TS-950シリーズ 外部コントロールコマンド解説書"(KENWOODに申し込むとコピー代金で送ってくれます)を見ると、AUTO
INFORMATIONという機能で「IFコマンドのパラメータのいずれかが変わった場合、自動的にIFコマンドをセットから送り出す機能をON/OFFする。」となっています。
ですから、プログラム起動時にこのコマンドを発行しておけば、無線機のダイヤルを変化させた場合にコンピュータ側でも同じように表示させることができるわけです。
コンピュータ側の周波数を変化させると無線機の周波数が変化し、オートインフォメーションによって変化した周波数をコンピュータが受信し表示することになり、時間の差でこれらの値が異なるとループに陥ります。
そこで、コンピュータからコマンドを送信するときはオートインフォメーションをオフにして送るようにします。
最後のコマンドを送信したら、オートインフォメーションをONに戻します。
ですから、このコマンドはオートインフォメーション・オンのコマンドです、オートインフォメーション・オフのコマンドですと理解させてあげます。(Auto
Information OFFをクリックして確認してください)
"BAND 7.0MHz SSB"コマンドを見てみましょう。
"FA"コマンドは「VFO Aの周波数の設定および読み出し」になります。
パラメータは1Hz単位の11桁となっています。
TS-950のコマンド区切りはセミコロン";"です。
"BAND 7.0MHz SSB"を指定すると、周波数が7.05MHzにセットされます。
可変周波数は?
ダイヤルを可変したときに、表示周波数で無線機をセットする方法ですが、次の図をご覧ください。
パラメータに11[100]とありますね。
これは、桁数が11で、パーツ番号100の表示内容で置き換えるとこを意味します。
ダイヤル定義画面を参照してください。
こんな調子で自分にあったコマンドを作成していきます。
コマンド実行
作成したコマンドを実行して、無線機が命令どおりに動作するか試験するときに使用します。
追加
コマンドを追加します。
同じタイトルは使用できません。
更新
該当するタイトルの内容を更新します。
同じコマンドファイル名なら、現在使用中のコマンド内容も変更されます。
保存
使用中のファイルの上書きや別名での保存ができます。
削除
一覧からコマンドを削除します。
クリア
タイトル、コマンド、パラメータをクリアします。(コマンドは削除されません)
開く
現在使用中以外のファイルを開いて編集できます。
この画面が表示されたときは、現在使用している内容に戻ります。